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バトルハウススーパーシングルで200連勝を目指すパーティの解説と立ち回りについて。
■更新情報
- 2014/01/26:真・バトル奥義Ⅶに掲載させていただきました。
- 2013/11/10:キノガッサ、ラティアス・ラティオス対策を書き直しました。
- 2013/11/04:要注意ポケモンを追記しました。
- 2013/11/03:トドゼルガ、ラティアス・ラティオス対策を書き直しました。要注意ポケモンを追記しました。
- 2013/11/02:フリーザー対策を書き直しました。
- 2013/11/01:公開。
■使用パーティ
種族名 | 特 性 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
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ガブリアス | さめはだ | こだわりハチマキ | げきりん | じしん(3) | がんせきふうじ | ほのおのキバ |
ロトム水 | ふゆう | こだわりスカーフ | 10まんボルト | ハイドロポンプ | でんじは | トリック |
ハッサム | テクニシャン | ハッサムナイト | バレットパンチ | つるぎのまい | はねやすめ(3) | みがわり(3) |
※()内は「ポイントアップ」の使用回数
■戦術
・基本戦術
(ガブリアスからロトムに交換し)ロトムの「こだわりスカーフ」を「トリック」で相手に押し付ける。余裕があれば「でんじは」も。
次にハッサムに交換してメガシンカする。「はねやすめ」で回復しつつ「つるぎのまい」を積んで「みがわり」を残した状態まで整えたら「バレットパンチ」で1体目を倒す。
2体目も「バレットパンチ」で攻撃する。耐えられても「みがわり」が残っているので次のターンに倒せる。
3体目も「バレットパンチ」で攻撃する。耐えられてハッサムが倒れても相手は瀕死寸前なので残っているロトムかガブリアスでトドメを刺して終わり。
という流れが基本戦術となる。
順番が逆になったが、先発でガブリアスが有利ならそのまま「げきりん」か「じしん」で攻撃。相手によってはこれだけで終わることも。
ガブリアスで2体倒せたらロトムで「トリック」して相手の技を固定したら、ハッサムで「はねやすめ」して相手のPPを切らすこともできるので相性関係なく突破することもできる。
ガブリアスの役割は先発で荒らして頭数を減らすこと(後述)。突っ張らないと危険な相手以外は「げきりん」で混乱したら交換して再利用すること。
氷・水・炎・地面・鋼・飛行はロトムが、ドラゴン・草・毒・エスパー(・悪・ゴースト)はハッサムが、電気はガブリアスが受けれるようになっているので相手の技によっては無償で受け流せる場面も多い。
「トリック」を受けた相手は実質PPが5〜15で、PP5の場合威力は高いが命中が低い技なので無償で「みがわり」が残せて「つるぎのまい」を積めることがあり、PP10〜15の技は威力が低いので「みがわり」が攻撃を耐えて残るのでやはり「つるぎのまい」を積むことができる。
ジリ貧になっても「わるあがき」まで追い込めば相手が反動で倒れるまで4ターンの猶予があるので「つるぎのまい」を2回、「はねやすめ」を1回、「みがわり」を1回使える。
急所に当たっても「みがわり」と「はねやすめ」でいくらでもリカバリーができるのも強み。
・先発ガブリアスの理由
ガブリアスの役割は先発で相手の残りポケモンを減らすこと。
最初は先発ロトムで1ターン目から「トリック」を使っていたが、特性が「てんねん」のヌオーを対処できなかったので、ロトムの「トリック」は相手の3体が判明するまではなるべく使わずに「でんじは」を当てたらハッサムに交換するようにした。
また、ガブリアスは「きあいのタスキ」型で後発においていたので、ヌオーの対処が困難であったことから持ち物を「こだわりハチマキ」に変更。先発に出して持ち前の高火力で相手の頭数を減らして早めにロトムで「トリック」するかどうか判断できるように改善している(最重要)。
先発ガブリアスの弊害として氷技を受けることが多くなってしまい凍り状態になる確率が上がってしまうが、ロトムは凍ったら捨ててハッサムを無償で出せれば被害は少ない。
・CPUの行動について
CPUの行動はこだわっているときなど相手に効果が無い技しか出せない場合は交換するようにプログラムされている(重要)。
例えば「こだわりスカーフ」をトリックされて「さいみんじゅつ」しか使えないようになったら、命中するまで使い続けるが命中したら「さいみんじゅつ」は効果が無いので交換する。「じしん」なども同様。
ただし、まれに効果が無い技を使い続けることがあるが、それはそれでこちらが有利になるので問題なし。
これを念頭に置いておくと相手の行動がわかりやすいのでこちらの行動もミスが少なくなる。
一部、「ゆめくい」のような技はこちらが眠り状態でないと効果が無い技は無効化扱いではなく命中していない(当たれば効果がある)という扱いになるようでそのまま居座って使い続ける。「ふいうち」も同じ。
なお、1/4倍される技などダメージが低い技でも無効化ではないので使い続けてくる。ロトムで「トリック」したターンに草技を受けて固定ができたらすぐさまハッサムに交換すると、以後相手はハッサムに草技を連打してくるので積み放題となる。
■簡易個別解説
▽ガブリアス
- 努力値:A252 S252 D4
基本的に「げきりん」か「じしん」しか使わないが、ウルガモスやファイアローのような「ほのおのからだ」を持つポケモンには間接攻撃技の「がんせきふうじ」を使う。体感的には変わらないかもしれないが「いわなだれ」よりも命中重視でこちらに。
「ほのおのキバ」はエアームドくらいにしか使わないはず。
多分ハウスで最強クラスに使い勝手が良いのでこのパーティ以外にも普通にこの型で安定。
▽ロトム
- 努力値:H252 B4 C12 D20 S220
「こだわりスカーフ」で素早さが201になるように調整して残り耐久に配分。
氷技、「サイコキネシス」や「りゅうせいぐん」などの攻撃を受ける機会が多いので特防を重視。
- 実数値(通常):177-166-121-xx-131-86
- 実数値(メガ):177-188-161-xx-151-96
- 努力値:H252 A4 B4 D244 S4
ほぼHD配分で素早さはトドゼルガ抜きの4振り。
「みがわり」が壊れないようにしたいので攻撃を捨ててほぼ全ての努力値を耐久に。
攻撃技は「バレットパンチ」のみで、「つるぎのまい」で6段階上昇してから攻めるので攻撃も素早さも必要なし。
ガブリアスがエアームドにしか「ほのおのキバ」を使わない理由として、メガシンカと「つるぎのまい」により無振りでもナットレイを(乱数?)2発で倒せる火力を持っているから。
■要注意ポケモンと立ち回り(★:危険度が高い)
▽ヌオー
特性が「てんねん」で「たべのこし」「じしん」「たきのぼり」「のろい」「ドわすれ」型だと6段階上昇したハッサムが「みがわり」を残していても負ける。こちらの積み技が無効化されるので「バレットパンチ」で1/8くらいしか減らない。
対処法は相手の3体を確認するまで無闇にロトムの「トリック」を使わないこと。
おそらく「のろい」1回程度ならガブリアスの「げきりん」2発で倒せると思う。
なにも考えていないと詰むが、対策を立てていればそれほど怖くない。
ハウスのポケモンは持ち物被りはないと思うので、他のポケモンが「たべのこし」を持っていたらこの型のヌオーは出てこない?(未確認)
他には「れいとうパンチ」を使う型、「たくわえる」型など確認しているがどちらも弱い。
▽フリーザー
先発でガブリアスが対面するとかなり危険だが、「こおりのつぶて」が急所当たっても耐えるので「がんせきふうじ」で攻めてしまったほうが良い(HB配分型には低確率で「がんせきふうじ」を耐えられる)。
「げきりん」は一番厄介な「こころのめ」「ぜったいれいど」型に耐えられてしまうが、2体目にフリーザーが出てきてしまい「げきりん」で行動が選択できなくてもハッサムの「バレットパンチ」で倒せるので運負けはしなさそう。
ロトムがフリーザーと対峙したら「ぜったいれいど」を避けることを祈る。
XYから「ヨロギのみ」持ちもいるようで、「リフレクター」を使ってくることを確認。
▽トドゼルガ
これもお祈り。
「ひかりのこな」持ちなので「トリック」で相手の持ち物を奪うか「でんじは」で素早さを下げるか迷うところ。
「トリック」した場合は「こだわりスカーフ」を持って「ぜったいれいど」を連発されるのでハッサムごとやられることも。
初手で対峙したら「ぜったいれいど」が当たらないことを祈ってロトムに交換。一撃型以外の場合は「ふぶき」を使われることがあるのでロトムに交換が妥当。
「ぜったいれいど」を使われて一撃型と判明したら「ひかりのこな」で避けられないことを祈って「でんじは」を使う。
交換しないで「でんじは」(PP20)を空撃ちしてロトムが倒されるか相手の「ぜったいれいど」と「じわれ」のPPが切れるまで居座る。
「ぜったいれいど」のPPが切れると「ねごと」を優先して使ってくるのでハッサムに交換する。
もしロトムが「ぜったいれいど」で倒れたらハッサムを出しメガシンカして「みがわり」でPPが切れるのを待つ。
ガブリアスからロトムに交換したターンにロトムが倒れてしまい「でんじは」を使うことができなくてもトドゼルガの素早さは85、ハッサム(通常)は86なので必ず先制できる。
▽シャンデラ・オンバーン(すりぬけ)
ハッサムとシャンデラが対面してしまったら6段階積んでいても交換する。
オンバーンはロトムに交換して「トリック」を当てたらおそらく「りゅうのはどう」をこだわっているはずなのでハッサムに交換して積み始める。
シャンデラは「バレットパンチ」を半減してしまうので逃げざるをえないが、オンバーンは等倍なので倒せるなら攻撃する。
▽ラティアス・ラティオス
ロトムに交換して、
「りゅうせいぐん」を使ってきた。持ち物が
「しろいハーブ」「いのちのたま」なら「でんじは」で麻痺させてからハッサムに交換。
「こだわりメガネ」ならハッサムに交換もしくは死に出し。
「めいそう」か「りゅうのはどう」を使ってきたら「トリック」して後続を「でんじは」で麻痺させる。
▽ゲンガー
初手で対面すると「さいみんじゅつ」でガブリアスがお荷物になってしまう・・・のだけど1回も負けたことがない。「さいみんじゅつ」が命中したターンにガブリアスが後攻で1回行動しているので起きる確率がそれなりに高いのと、ロトムに交換して「トリック」するとハッサムの起点に。
前述のとおりガブリアスが眠ったら「さいみんじゅつ」は効果が無いから使ってこないのでロトムに交換したターンに「さいみんじゅつ」がくることはない(はず)。
命中率や起きる確率を考えると圧倒的に不利というわけではなさそう?
それより「シャドーボール」の特防ダウンが痛いのでもしハッサムの特防が下がったらガブリアスやロトムに交換することも視野に入れる。
▽炎タイプおよびブーバーンなど特性が「ほのおのからだ」のポケモン
ガブリアスで突っ込めない場合はロトムで「トリック」して技を固定する。
ロトム水にはタイプ相性的に炎技を使ってこないので炎タイプ以外が固定されるはず(おそらく「きあいだま」)。
ハッサムに交換して積みモードへ。
「ほのおのからだ」を持つポケモンは火傷が怖いので相手の残りポケモン数が多いのであれば「わるあがき」で自滅を狙う。
▽ゴローニャ・ハガネール
「トリック」しても「だいばくはつ」で自滅されてパターン化できないことがある。
ハガネールは「くろいてっきゅう」持ちもいるので「ハイドロポンプ」で削りにいったほうが良さそう。
どちらも「がんじょう」とは限らないので一撃で落ちるとおいしい。
▽キノガッサ ★
このパーティの鬼門。
特性が「ポイズンヒール」で「どくどくだま」「きあいパンチ」「みがわり」「やどりぎのタネ」「まもる」型の前でガブリアスの「じしん」やロトムの技が固定されていると苦戦する。
ハッサムに交換すると「みがわり」か「やどりぎのタネ」を使われるので、「みがわり」であれば「バレットパンチ」で壊して「やどりぎのタネ」を使われたらロトムに交換、「やどりぎのタネ」であればロトムに交換する。すると高確率で「まもる」を使ってきて隙ができるので「トリック」する。おそらく「やどりぎのタネ」が固定されるのでガブリアスに交換して「げきりん」で倒すかハッサムに交換して体力を吸われながらも積みかのどちらか。
もし「みがわり」を残されて「きあいパンチ」を撃たれる状態になってしまったらハッサムに交換して「バレットパンチ」で「みがわり」を壊してガブリアスを死に出しする。
ロトムとガブリアスしか残っていないならロトムの「ハイドロポンプ」が急所に当たるかキノガッサが変な行動を取って2回攻撃できることを祈って「みがわり」を壊してからガブリアスを死に出しする。
ロトムは残しておいてもキノガッサを倒しきれないのでガブリアスかハッサムでトドメを刺せる状況を作るしかない。
相手の3体がわからないうちはロトムで相手を倒して次のポケモンと対峙する状況を作るのは避けて行動したい。
この型のキノガッサの素早さは90なのでハッサムがメガシンカしていれば「やどりぎのタネ」は「みがわり」で防げることも覚えておきたい。
ただし「きあいパンチ」を連打されると回復が追いつかない。
▽ライチュウ・ライコウ
ガブリアスより素早く「でんじふゆう」が使えるので「じしん」ではなく「げきりん」を選択する。
その他電気タイプは「ふうせん」持ちもいるので登場時のメッセージを見逃さないようにしたい。
▽エレキブル
ロトムで「トリック」して相手が効果が無い技を使うと交換するようになるので、そのタイミングで「でんじは」を使ってエレキブルが出てきて「でんきエンジン」が発動すると3タテされる可能性がある。
電気統一パーティは特に注意した。
▽ヤドキング・ヤドラン・スイクン
耐久力が高い水タイプは放っておくと「めいそう」を積まれて倒せなくなるので早めに「トリック」しておく。
ヤドキング相手であれば「トリック」を温存して「でんじは」のみでも良いが、ヤドランは「かえんほうしゃ」、スイクンは「ねむる」があるので「トリック」必須。
▽カイリュー
BWから変更があり「ドラゴンダイブ」型でも「ほのおのパンチ」を覚えている。
初手はガブリアスで「げきりん」が安定だが、ハッサムで積むならロトムの「トリック」で「ほのおのパンチ」以外を固定しないと即死する。
「マルチスケイル」の場合低確率だが「げきりん」を耐えられてしまうので、慎重にいきたい場合は「トリック」したほうが良い。
▽ウルガモス ★
もしロトムの技が固定された状態で対面したらガブリアスを捨ててロトムで「トリック」する。
ロトムのHPが低すぎなければ炎技以外を固定できるのでハッサムで積む。
「ほのおのからだ」が怖いのでPP切れ待ちを狙う。
・・・他にあれば追加。
■1ターン目に「げきりん」「じしん」を選択しても良い相手(作成予定)
げきりん:カイリキー、キングドラ、サザンドラ、トリトドン、ヌメルゴン、ローブシン、
じしん:ベトベトン、エレキブル(「ふうせん」は「げきりん」)、レジスチル、
今回は200連勝も難しくないしBPも貯まりやすいので深く考えずに「こだわりハチマキ」持って「げきりん」してれば良いかと。
このパーティは440連勝で終わりました。